お笑いコンビは、夫婦のような関係
何十年も同じ人と一緒に仕事し続ける職種ってかなり珍しいと思います。
もちろん、ピンでやっている人はいますがそれは例外です。
トリオでやっている人なども含めると解散をしない限りは切っても切れない関係だと思います。
お互いの弱点を補い合う関係
「水曜日のダウンタウン」でいつの放送かは忘れましたが(おそらく頭脳派と肉体派を兼ね備えてるコンビ最強説)、ダウンタウンの松本人志さんがこんな感じのことを言っていました。
コンビって違うタイプの人間の方がお互いの弱点を補い合って良いよね。なんかこう...同じようなタイプのコンビってあんま上手くいってないよね。例えば...藤崎マーケットとかね
悪い例として藤崎マーケットが挙げられましたが (笑)
でもなんとなく言いたいことは分かりますよね。
ここでは二人を「頭脳」と「肉体」に分けていましたが、人間関係においての「外交的」と「内向的」や、「がさつ」と「几帳面」など、様々な意味での弱点を補い合う性格も含まれていると思います。
かくいうダウンタウンさんも正反対の性格をしているようです。どちらかと言うと浜田さんが社交的で松本さんが内向的なようですし。
(松本さんがネタを書いていたり、映画監督をしたり、コンビの中での頭脳派担当かと思いきや、マッチョなのも松本さんなので肉体派担当も松本さんのようですが)
例を挙げるとキリがないですが、同じような雰囲気のコンビってあまりいないですよね。
私が思うに、くりぃむしちゅーやジャルジャルなどは同じような雰囲気のある珍しいコンビだと思っています。
(くりぃむしちゅーは二人とも頭脳派で外交的。ジャルジャルは二人とも頭脳派で内向的。)
逆に、一番対照的だなと思うコンビは、ピースですね。
「ツッコミ」と「ボケ」が与える性格の影響
考えてみればお笑いコンビって、職業柄正反対の性格になるのかもしれないですね。
だって「ツッコミ」と「ボケ」という役割があって、ツッコミの人は常にツッコミのフレーズや番組での立ち回りを考えなくてはいけない。
なので「ちゃんとしなくちゃいけない」。
ボケの人はなにかボケることで、ツッコミの人が面白くしてくれたり、ハプニングが起きたり、笑いによる0から1を生み出す起点を生み出さなくてはいけない。
なので「羽目を外さなくちゃいけない」
もともとの性格と相まって、その役割をこなせるものだと思いますが、ずっとその役割をこなしていると性格もねじ曲がってくる様な気がします。
「二人」で壁を乗り越えるということ
お笑いコンビと同じような二人の関係って「夫婦」ですよね。
夫婦の関係がうまく行くには性格の凸凹加減が重要な気がします。外向的、内向的のような違いや、がさつ、几帳面のような違いまで。
でもどこかに共通点がないと夫婦ってうまく行かないですよね。例えば、趣味や金銭感覚など。
性格の違いとか、共通点とか夫婦によって絶対に違ってはいかないもの、共通していなければいけないものは違うと思います。
ずっと一緒にいる関係だからこそ、弱点を補い合うような、二人で手を取り合うことでいくつもの壁を乗り越えることができる関係でないと夫婦(お笑いコンビ)は成り立たないのでしょうか。
「最近のお笑いコンビは仲がいいな~」と思っていたら、ふとこんなことを思って、書き綴りました。
これを読んでいる人も、どこか共感する部分があれば幸いです。