笑う窓から

雑ログ

ドラマのような、修羅場

今週のお題「激レア体験」

 激レア体験というかドラマのような体験をしました。

私は22歳で、先日、お母さんの姉(叔母)が亡くなりました。自分にとっては、第二のお母さんのような存在でとても慕っていて悲しい気持ちでいっぱいです。

お通夜とお葬式をするため、実家に帰省。(コロナは死因に関係なし)

その時に起こった出来事です。

 

私の家系図は少し複雑です。今回亡くなってしまった叔母には息子と娘がいて、私から見ると、いとこに当たります。

内訳は、22歳の私と同じ年である女(以下いとこ妹)、10歳年上の32歳の男(以下いとこ兄)です。

私と、いとこ妹は小さい時からしょっちゅう遊ぶ仲で、私の姉と三人でよく遊んでいました。しかし、いとこ兄は顔も知らない、話したこともない、ただ存在は知っているだけの親族です。

私の家族でいとこの家に遊びに行くとき、みんなでご飯を食べている中、いとこ兄はずっと部屋に引きこもってテレビゲームをしていました。私も、ご飯を食べ終わってバイバイするときにその部屋に行き薄暗い部屋の中でウイイレをしている姿しか思い出せません。

 

そんな関係の近い見たことない親族が葬式に来ていました。はじめましての感覚なので、さほどしゃべらないままお通夜を終えました。

その後、お通夜をした場所で宅配を頼みお酒を買い、楽しい宴をしようということになりました。(10人ほど)

いとこ兄も普通にしゃべる良いお兄ちゃんという感じの物腰柔らかい雰囲気で、楽しそうにお酒を飲んでいました。

 

なんだかんだお酒も進み、23時を過ぎたあたりから大人たちが寝始めていき、私と私の姉、そしていとこ妹と、いとこ兄との4人で話をしていました。

いとこ兄が主導となって、最近の世界事情について語っていました。コロナで感染する国しない国や中国の犯した罪など、正直私は話についていけなくて、相槌で精一杯でした。

その話の流れからいとこ兄が

「おれ宗教やってるけど、入る?」

という宗教勧誘が言葉がいとこ兄の口から飛び出てきました。

「胡散臭い!」とか「冗談でしょ~」とか言いながらも話をきくと、どうやら本当です。

「人間には4種類の人間がいるんだけど・・・」

といういかにも宗教っぽい話を繰り広げ、難しい資本主義の話、最終的には一緒に投資しようぜという結論で、私たちを引き込もうとしていました。

 

そんな中、私の姉は気怠そうな顔をして話を聞いているのがわかったので、私もめんどくさくなって席を外そうとしました。

いとこ兄はそこで私の姉をロックオン。

「〇〇(私の姉)の意見を聞きたいな」と。

そして私の姉は

「飽きた飽きた。難しい話わからん」

というと、いとこ兄は

「いや、これぐらいの計算できんかったらバカやで」

この発言に対して、いとこ妹は

「お兄ちゃんなんでバカっていう言葉使う?宗教やるのは自由だけど人のことをバカとか言うな!」

とぶち切れ。

兄弟喧嘩が始まったので、私と私の姉は席を外し(4人同じ空間ではあるが、いとことは離れた場所)、その喧嘩の声をかき消すように、こちらも他の話題で兄弟トークをしていました。

「私は投資をやらない、今のままで幸せだし。」

「いや、でも毎月少しづつ節約して投資すればもっと幸せになれる」

「いや、でも私はそんなことがやりたいわけじゃない、他のことを頑張ってお金を稼ぐ」

というような「でも」合戦が終わらず、お互いの主張の押し付け合いです。

しかし、ちらちらその喧嘩を見ると、二人とも笑顔があり、なんだか楽しそうです。

 

なるほどと。あの二人はディベートが楽しく感じる性格なんだ。私たちの兄弟は張り合う必要がないと感じるとディベートをする土俵にも立ちたくないと思うタイプだけど、あの家族は違う。

これが兄弟なんだな、と実感した一日でした。

 

にしても久しぶりに会った親戚に宗教勧誘しようとするいとこ兄の心意気が本当によくわからない。しかも大人が寝静まったころに。

いとこ妹も最終的には

「人間としてはおもろい人でしょ?」

と言ってきて全く宗教に関しては気にしていないようでした。

 

なんだかんだ楽しかったです。ここまで見てくれた方はありがとうございました。

初投稿で自己紹介がてら先日の身近な話をしましたが、これからは自分の好きなお笑いの話をもっとしていこうと思います。